てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

明日は上司と復職面談。

ついにやってきてしまった。

明日は職場の上司と復職に向けての面談である。

一時期心底嫌っていた上司だから、余計に緊張する。

上手く用件を伝えられるか、上手く聞くことができるか。

9か月ぶりに会う上司。

どんな顔して会えばいいのか、悩む。

 

きっと嫌いなまま会えばいいのだろう。

無理に嫌いな気持ちを抑える必要はない。

嫌いだからこそ、こちらの希望や言い訳が伝えられるだろう。

自分に素直に。

 

仕事は続けていく。その気持ちを表明しないといけないだろう。

しかも今の部署でしばらくは働きたい。

新しい部署に行っても、ゼロから人間関係を築いて

仕事にも慣れて・・・ではまた疲れてしまうだろう。

自分にできることをやる。

 

自分の性格を多少なりとも説明する必要があるだろう。

なんで休んでしまったか、なんで体調を崩したのか。

休職期間に考えたことを、なるべく分かりやすく話さなければならない。

特に今の上司は自分の中でストーリーを組み立てて

勝手なイメージを持って話を聞かない人なので、

きちんと説明する必要がある。

説明しても聞いてもらえないことも多々あったが、

それでも今回はわかってもらえないとツライ。

まだまだ一緒に働く人だから、なるべく気持ちは伝えよう。

 

復職したらどんな仕事をするのか聞こう。

昨年と同じ業務なのか。同じ業務ならプロジェクトの進め方を

再確認しないといけない。

進め方に悩んで精神的に根詰めてしまったのだ。

大まかなでいい、方針を聞いてみよう。

 

今後はもう頑張らない。

頑張るけど、頑張らない。

無理をしない。

今の職場では、お給料をもらうために働いている。

そのスタンスでいく。

 

無事に面談が終わったら、カフェで休もう。

好きな抹茶ラテを飲もう。カロリーをとることを自分に許そう。

あぁ、緊張するなぁ。

でも実際に職場復帰する日の方が緊張するんだろうな。

明日も良い一日になりますように。

不平不満は吐き出せばいい

昨年復職に向けて一度は腰を上げたものの、

すぐ体調を崩してしまい流れてしまった。

最近は調子が良いので産業医に復職を申し出ることにした。

先日産業医と面談した際、復職のゴーサインには

医師の新しい診断書が必要だとのことで、今日はかかりつけの

メンタルクリニックで発行を依頼してきた。これで2回目の出費。

診断書高いよ・・・紙ペラ一枚なのに・・・。

無駄にしないようにしよう。

 

カウンセリングも受けた。

復職に向けて動いたことを報告し、仕事の話に移る。

上司との面談があるため、そこで何を言うかの作戦会議。

最初は何を言えばいいのかなぁと悩んだものの、

少しずつ積もり積もっていた不満が口をついて出る。

一時は嫌いで嫌いで顔も見たくない!と思っていたが、

冷静になんで嫌いなのか?どこが嫌いなのか?を考えてみると、

自分の性格や仕事のやり方と合っていなかったことに気付く。

他人に対してあまり関心がわかないので、

誰かをこっぴどく嫌いになることが少ない自分だが、

毎日の仕事が関わってくるとそうもいかない。

生理的に合わないことを素直に認めて、

不平不満を吐き出してもいいのかなと思った。

こういう時にオトモダチがいると話を聞いてもらえるのかな。

まぁでもカウンセラーさんにも正直に相談できてるし、

後の不満はノートにでも書き出してみよう。

 

復職しないとお金が足りない。

復職しないとハリが無い。

休職で気まずい中勇気を出して自分の意志で復職するんだから、

上手くいくようにしなければ。

今だけは「ねばならない」思考で頑張ろう。

真面目な思考をこねくり回したい。

先日メンタルクリニックでカウンセリングを受けた。

なるべく毎日夕飯は手作りしていること、

なるべく毎日朝起きて朝マックで数時間過ごすようにしていること、

昼寝をすると罪悪感があるからなるべく一日中起きていること、

図書館に行ったら自己啓発本を何冊か読むこと、

それらを散りばめてざっくばらんに話をした。

一通り話し終わって、カウンセラーの先生が

「てつこさん、真面目ですね~!!」とケラケラと笑った。

「ほぇ?」とてつこはキョトンとする。

続けて先生は、

「私なんて夕飯は大体お弁当ですよ。

 てつこさんは休んだ方がいいです。エネルギーが無い今の状態で

 一日中活動してたら疲れるでしょう。図書館に行っても

 難しい本なんか読まずに旅行雑誌とかを読めばいいんです。」

と言った。

 

ほぉ~

とてつこは唸った。

夕飯をお弁当にすると手を抜いてしまった感がある。

一日中起きてないと復職できないと感じて、眠気を無視してしまう。

図書館に行ったら少しでもためになる本を読もうと頑張ってしまう。

そう、頑張ってしまう。

その瞬間は頑張っているという意識は無いのだが、

改めて冷静に考えてみると少し無理をしているかもしれない。

疲れや眠気や嫌な気持ちを押しやってしまう。

私は頭が固くなっているのだなぁと思う。

硬直しているというか、真面目というか。固い。

今回休職しなければならないほど自分を追い詰めたのも、

その真面目さが影響しているのだろう。

休むことをしなかった。

いたわることをしなかった。

自分で自分を褒めてあげなかった。

真面目さのデメリットが威力を発揮してしまった。

休んでいる間にそのことに気付いていたつもりだったけど、

また同じことをしてしまった。

普段の生活で無意識に気張ってしまった。

そして先生の一言ではっと気づいた。

てつこの真面目な思考はそう簡単に柔らかくならないらしい。

徐々に徐々に、こねくり回していかないとな。

 

図書館で借りた自己啓発本、まだ読んでないや。

せっかくだし、元気のある時に読み進めよう。

ぼっちな里帰り

てつこの実家は今はもう無い。

生まれ育った家は借家だったので、てつこが独立し

父が引っ越した時点で他の人の手に渡った。

離婚した両親がそれぞれ今住んでいる場所を知らないてつこにとって、

実家はない。

それでいいのだと思っているものの、

ちょっと今回は「どこかに帰りたい」という気持ちが強くなり

生家があった街に電車を乗り継いで行ってみた。

 

行きの電車内では少しドキドキした。

10数年ぶりに足を運ぶのだと思うと、ワクワクしてきた。

駅に降り立ちバスに乗ろうかと思ったが、

せっかくなので歩いて向かうことにした。

数十分歩く途中、「まだこの店やってるのか!」などと驚きもした。

生家のあった地域に着き、すぐに小学校へ向かった。

ドッチボールやバスケにハマり、男子に混ざって興じていた当時のことを

思い出した。あの頃は活発で、上級生に喧嘩売ったりしてやんちゃだった。

目つきも悪かった。よく親や先生に怒られたものだ。

次に、今は別の人が住んでいるだろう家に向かった。

家の外観を目にした時は、自然と声が漏れた。大分古くなっていた。

意外と、父と母と住んでいた当時のことは思い出さなかった。

他人の家を写真に撮るわけにもいかず、

もう来ないかもしれないという思いで目に焼き付けた。

一通り地域をぐるっと見て、また歩いて最寄り駅まで向かい帰宅した。

 

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家の近くにある梅がもう少しで咲きそうだった。

子どもの頃、見上げては咲くのを楽しみにしていた。良い香りがするから。

 

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田んぼが広がるのどかな風景。

 

今回行ってみて思ったのは、

てつこの中で父と母との記憶が大分薄れてきているなぁということ。

楽しかったことも辛かったことも色々あったはずなのに、

もうあまり思い出せない。

このブログを始めた2~3年前は、積年の恨みのように昔の出来事を

思い出しては泣いていた。鮮明にも思い出せたものだった。

けれど逆に今はさっぱりとしか蘇ってこない。

辛くなくなって良かった、と思う一方で正直寂しくもある。

帰る実家どころか、拠り所となる思い出も無くなってしまったのだろうか。

自分の記憶が薄らいでいく。

それなのに「どこかに帰りたい」という感情が起きるのは不思議だ。

帰るところなんてないのに、それでも思ってしまう。

帰巣本能ってやつだろうか。

ならば本能なら仕方がない。帰りたいと思う度に味わう寂しさを、

これからも乗り越えながら生活していくしかない。

今回は里帰りしてよかったのだ。

少しでも前向きに感じよう。

ストレスフリーな生活とは。

最近、ストレスフリーな生活ってなんだろうと考えることがある。

今回みたいに休職して、その10年前も休職していることからも、

仕事がストレスになっているのは明らかだ。

仕事上のストレスが無くなれば、生き生きできるのだろうか。

じゃあ転職すればいいのだろうか。

転職したって、仕事の合う合わないや人間関係や職場環境の問題からは

きっと逃れられない。

転職して慣れるまでの間は今よりも負担がかかるかもしれない。

じゃあ今の職場で頑張るしかないのだろうか。

・・・

そんなことをぐるぐると考えている。

 

自分は仕事の何に対してストレスを感じているのだろうか。

色々と細かいことはあるけれど、

「やっていて楽しくない」が大きいかもしれない。

なんで楽しくないんだろう?

一方で、楽しい仕事なんてこの世にあるのだろうか、という疑問もわく。

その辺はみんなも我慢して仕事をしているのではないだろうか。

けれど、だからと言って自分も我慢すればいいというのは

ちょっと違う。みんなに合わせる必要はないのだ。

そうなると、楽しい仕事を自ら探せばいいってことになるが、

実務で考えてみると、これがいい!という仕事内容が見つからない。

自分が会社の仕事内容とか世の中の職業に詳しくない、というのもある。

何がしたいのかわからない。

 

楽しいとか嬉しいとか、そう感じる機会自体が減っている気がする。

自分の心が硬直している感じ。

何をしても空しさが残ったり、一歩引いて物事を捉えたりしてしまう。

なんでだろう、これも症状の一つなのだろうか。

楽しい仕事がいいなって自分で言っておきながら、

楽しいって何よ?と自問自答する。

けれども、答えまでいかなくとも、落しどころすら見つからない。

 

これから先も、この満たされなさと同居していかないといけないのだろうか。

自分の心にはすっぽり穴があるとは認めつつも、

普段の生活ではそれを感じないくらいに

満たされた時間を過ごしたい。

そのためにどうすればよいのか、悶々と考えている。

道半ば。

カウンセリングを受診してきた。

朝起きれず夕方まで横になって過ごしてしまうことを相談したところ、

去年の休職したばかりの頃はどうでしたか?とのこと。

そういえば・・・。

お昼までには起きて外出したりできていたな。

けど、精神的に参っていて、毎日死にたいと思っていた。

自傷してしまうこともあった。

息苦しくなる発作も週に1~2度あって困っていた。

そこから考えると今はどうだろう?

起きれなくなってしまったけど、精神的には安定している。

カウンセリングの先生はこうも言った。

(手をくねくねしながら)こう、揺らぎながら回復していくものです。

急激に回復したとしても、土台が出来ていないので

落ちるときはすぐ落ちてしまう、と。

 

そう言われて、ああそうか、私は回復しつつあるのかと思った。

毎日寝てしまうことばかりに気を取られていたけれど、

それも回復の過程であったのだ。

 

カウンセリングによって見方を変えてもらえることはありがたい。

喋っていて自分で考えがまとまることもあるし、

やはりアウトプットできる場があるのはいいことだと思う。

ちょっとお値段が高いけど・・・。

保険適用になればいいのにな。

 

アウトプットといえば、本当は日記を書きたいと思っている。

数年前に数か月だけ続けた日記帳が棚に転がっている。

こうやって時々ブログに書くのもよいが、

毎日続けることに意味が出てくるのだろう。

でも今はなんとなく日記帳を開く気になれない。

毎日書けるか?またやめてしまうのではないか?そんな不安感がある。

たかが日記なのに、こんなにも不安を感じるのは

まだ本調子でないからなのだろう。

ちょっとしたことでも大きくとらえてしまう。過敏に反応してしまう。

いつか自然に日記帳を開けるときが来たら、楽しいことを書いていきたい。

 

少しずつ、できることをしていこう。

このままだと自分はどうなるんだろうという不安感。

相変わらず鬱々とした日々を過ごしている。

眠い。布団に入って横になる。眠れない。けど時間だけは過ぎていく。

夕方まで布団で過ごして、もぞもぞと起き上がる。

夕飯だけは自分の手で準備しようと思い、スーパーに行き、調理する。

そして夜はまた寝る。

 

長い時間横になっていると、起き上がった時に気分が悪い。

どうやら身体は休まっているようで休まっていないようだ。

すっきり爽快に起きた記憶が最近はない。

 

先日メンタルクリニック向精神薬を追加してもらった。

そんな服薬ができるんだぁと関心した。

インヴェガエビリファイの2本柱になった。

これが効くといいんだけれど。

 

このまま自分はどうなってしまうんだろうと不安が大きい。

一日中寝ていたらこのまま復職できないのではないか。

一生寝て過ごす身体になるんじゃないか。

とても怖い。

メンタルクリニックから既に復職可能の診断書をもらったはずなのに、

未だ朝起きることができずに実現できないでいる。

どうしても自分を責めてしまう。情けない。

 

少しでも前向きに生きたい。