てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

てつ家の毒親について

夢に生きる毒母と、夢にうなされる毒娘。

最近また、てつ母からメールが届くようになった。 てつこは一切返信していないのに、よくもまぁ送ってくるもんだ。 元気ですか?幸せですか?という問いかけやら、 なぜこんなに無視するのですかという恨みつらみ、 てつこが小さかった頃の昔話等々。 数年前…

家族を愛しているのなら、あなたに何ができるのか。

てつ母からまた連絡が来た。 会いたい。連絡をくれ。それだけの内容だった。 てつこはてつ母からの一切の連絡に応えていない。 でもスマホの番号もメアドも昔から変えていない。 連絡手段を本当に全て絶ってしまうと、 何が起きるかわからないため。 てつこ…

毒母が先か、毒娘が先か??

てつ母は破壊的な人だった。 借金と暴力を重ねてつ父を精神的に追い詰めた。 時に褒めちぎり、時に罵倒することでてつこを言いなりにした。 金を無心し「お前らが悪い」と事あるごとにてつじい&てつばあに吐き捨てた。 そんなてつ母にも「自分がこうなった…

母という幻影

最近、てつ母の顔を思い出しにくくなってきた。 どんな顔だったかな。 どんな声だったかな。 どんな姿だったかな。 記憶が薄れてきたのだ。実の親なのに。 そうなりたいと願ってきた。忘れてしまいたいと思ってきた。 だからこれで構わない。 てつこが幼少期…

父へのレクイエム

てつこは疲れると、何故か夢にてつ父が出てくる。 つい先日もてつ父の夢を見た。 てつ家の車でホームセンターに出かけて てつこは好きな物を買い、てつ父は「明日の朝食べるから」とパンを買った。 なんてことのない夢。 夢の中でてつ父は笑っていた。 「ど…

鏡とかけまして、他人の心と解きます。そのこころは、はしたない奴ほど見ていません。

知人が言ったある一言が、てつこは今でも忘れられない。 『人は鏡だ。自分が嫌な顔をしたら相手も嫌な顔をする。 自分と同じことを相手もする。』 なるほど確かに、と思った。 続けて知人はこうも言った。 『だから自分が嫌だなと思うことは相手にはしない。…

「あなたのためよ」の「あなた」はだぁれ?

headlines.yahoo.co.jp このレビューを見て重なるものがあった。 てつこが学校から帰ったある日、家の家具や家電に違和感を感じた。 あることに気付いてぎょっとした。 全ての物にてつこの名前シールが貼ってあるのだ。 テレビ、ステレオコンポ、たんす、食…

雨の日から読み解く今昔物語

全国的に最近ずっと雨。 以前は雨の日はとても憂鬱だった。 子どもの頃は雨の日だとどこにも行かないので、一日中てつ家の3人で家にいた。 遅く起きるてつことてつ父、徹夜でネットをしているてつ母。 昼近くにてつ父はモスバーガーを買いに行き、むさぼる…

黒いワンピースと失われたファッションセンス

衣替えをしていると、てつ家から持ってきたTシャツや短パンが出てきた。 もう10年以上前のもの。だが何着も同じものを買うてつ母のおかげでまだ未使用だ。 勿体なくて、てつ家を出るときに少し持ってきたのだ。 てつ母は良いと思った物を何個も何着も買い込…

てつこは一人で生きていく。その心は…私にりょうしんはありません。

今週のお題「読書の秋」 てつこは本を読むのが苦手だ。どうにも集中できない。かと言って、電車の中やちょっとした休憩時間で読む、なんてこともできない。 それでも読みたいと思って買ったのが、 マーサ・スタウトの「良心をもたない人たち」(草思社文庫)…

あなたがわたしにくれたモノ。

最近ずーっとてつこの頭の中を巡り巡っているフレーズがある。 『あなたがわたしにくれたもの』 というフレーズ。 そんな歌があったなぁ。JITTERIN'JINNのプレゼントという曲。 あのメロディにのせて、このフレーズがずーっと頭を回っている。。。 何故突然…

物を買い漁った先に、彼女は何を求めたのか。

てつ母はかわいらしい女の子らしい洋服やグッズが好きだった。 てつこの髪の毛をかわいらしく縛り、 フリフリでメルヘンな洋服を着せ、 赤やピンクのエナメルのピカピカな靴を履かせた。 てつこはそんな洋服大嫌いだったが、言えなかった。 言うとてつ母は泣…

父への身体的暴力と、てつこへの心理的な暴力(2)

蹴りから始まったてつ母からてつ父への身体的暴力は 殴るのも加わって悲惨を極めた。 てつ父は逃げるように寝室からダイニング、廊下、と寝床を変えた。 そして行き着いたのは物置部屋だった。 てつ母が5着・10着…と買いだめした洋服や靴やバックなどを置…

父への身体的暴力と、てつこへの心理的な暴力(1)

最近ようやく、てつこ自身の心の傷の一つを客観的に捉えられるようになった。 それは てつ母からてつ父への暴力だった。 てつ家では最初、親子川の字で寝ていた。 夫婦喧嘩が絶えなくなってからは、てつこに子供部屋が与えられた。 そして夫婦関係が完全に破…

ちょっとした愛情を「受け止めてくれる」相手がいたら、変われるか??

猫が好きだ。 犬は嫌いではないが、クールな猫の方がかわいらしく感じる。 猫が欲しい。 しかし、てつこは重度の猫アレルギーだ。 キレイと評判の猫カフェに行って、5分でくしゃみ鼻水涙息切れが起きて死にかけた。 (それでも30枚程写真は撮って出たけれ…

昔は安心できる家が欲しかった。今は逃げられる家が欲しい。

てつこは「実家」という言葉に憧れる。 てつこのイメージする「実家」は荒んでいてギクシャクしていて怖くて楽しくないもの。というか既に無いもの(離婚と退去で本当に無い)。 一般的にイメージされるのは、進学や就職で出て行って休みになったら「帰るの…

何かを食べておいしいと感じること、それはここ数年で得た感覚。(2)

学生になり、てつ父と住むことになった。 必然的にダブル夕食文化は無くなった。 好きなものを好きなように食べ、自分のタイミングで食事できるようになった。 最初のうちは人気ラーメン店に行ってみたり 学食で定食を食べてみたりした。 だが、すぐに飽きて…

何かを食べておいしいと感じること、それはここ数年で得た感覚。(1)

てつ家の食卓は悲しいものだった。 時系列で振り返ると、 1 てつ母が張り切って手料理を作る 2 てつ父はなぜか口にしない、黙って座っているだけ 3 てつ母一切料理しなくなる、てつ父が料理始める 4 てつ母も口にしない、食卓に座らない 5 てつ父がスーパー…

酒が二人を取り持つならば、もっと早くに気付きたかった

てつ家の3人は基本酒が強い。 てつ母はワインが好きだった。 てつ父は焼酎が好きだった。 てつこは何でも好きだった(かつ現在進行形)。 中でもてつ父は強かった。 25度や30度の焼酎をそのまんま飲んだ。 1.8Lの大きな紙パックを小分けにして飲み始め…

わたしが最期に 見たい顔

jitomenotetsuko.hatenablog.com ちょうどこの時期、お盆の時期はてつばあとてつじいの家によく帰省した。 てつばあ はいつもてつこに美味しい料理を食べさせた。 リスのように料理を頬張るてつこを、てつじいはいつもニコニコしながら見ていた。 てつじいは…

コミュニケーション不全の家で育った結果、欠けてるものと、今欲しいもの。(2)

『相手の目を見て話す?そんなことできるかよ』 『あの人、話すときに目を合わせてくるからなんか気持ちわるーい』 …思春期の頃によくあるやつ。 『目を見て話す』ってのはハードルが高い人はたくさんいる。 てつこも大学生くらいまでは一切相手の目を見れな…

コミュニケーション不全の家で育った結果、欠けてるものと、今欲しいもの。(1)

てつこは自分の気持ちを表現するのが苦手だ。 作り笑いでやり過ごす癖があるため、良く言うといつも笑顔、 悪く言うといつもヘラヘラしている。 イラっとして顔に敢えて「え?」と出したつもりでも、 そんな風に見えなかったよ!いつも通りだね!と言われる…

居酒屋で夕食を取るアンニュイな子どもとその親を見て、リンクする「家族の肖像」

憂鬱な日曜の夜、てつこは居酒屋で酒を飲みながら周りを見渡す。 最近家族連れが多い、ように感じる。 分煙禁煙の世の中でも町の小さな居酒屋には関係ない。 もくもくしている中幼児を連れて、ファミレス感覚で飲み食いしている家族は多い。 てつ母はタバコ…

死によって何が償われるのか、君は考えたことがあるか。

いつもいつもいつも喧嘩をする二人 朝から晩まで、更に超えてその次の朝まで見させられるてつこ 小さいてつこに「二人ともかわいそう」という感情が芽生えていた。 ある朝起きて自分の部屋からリビングへ向かう。 その途中、廊下の壁紙に切れ目が何本か入っ…

『隊長!扉が封鎖されました!』『…策はある』

てつ家から食卓が消えたころ、 てつこはてつ父に連れられて近所のファミレスやラーメン屋で夕飯を食べるようになった。 時々てつ母も一緒にいた気がするが、 てつこの記憶ベースではそんなに頻度は無かった。 近所に大好きなファミレスがあった(というか当…

パパの出社を見守る少女の、表と裏

小さいてつこには朝の日課があった てつ父の出社を見守ること。 玄関でバイバイをして、近くの駐車場からてつ父の乗った車が無事発車したかを窓から見る。 窓から車が見えなくなるまでバイバイした。 それはそれはとても心温まる風景 ・・・でてつ家は終わる…

優しくすると付け込まれ、放っておくとなじられる

人との接し方の加減がわからない 優しく声をかけたり手伝ってあげたり手を差し伸べたりする。 感謝されることも多い。 けれど、最近はなんだかそこに付け込まれている気がする。 言い出しっぺがやらなきゃいけない。 手を出したらなら最後まで責任を取らない…

身体の弱さ、心の脆さ、信頼の薄さ(2)

てつ母は体調が悪くなるにつれ、不思議な言動も増えていった お酒を飲んでいないのに朦朧としていたり、 「私は昔歌手だったのよ」と嘘のような話をするようになっていった。 いつも通り喧嘩をしていた夜のこと。 てつ母はまた朦朧とし始めた。そして突然、 …

身体の弱さ、心の脆さ、信頼の薄さ(1)

てつこが小学校に上がる前の出来事。 てつ母は元々身体が弱かったらしい。 少なくとも、てつこの記憶を辿って一番古い記憶でも、てつ母はよく体調を崩していた。 その古い記憶。 てつ母はよくトイレに駆け込んでいた。 てつこが一人でリビングで遊んでいても…

てつ家の食卓(2)

てつこの良い所は好き嫌いがない所だ 基本、なんでも残さず食べる それが礼儀だと両親から学んだ てつこが小学校に上がってしばらくすると、 てつ母は料理をしなくなった。 代わりに、仕事帰りのてつ父がごはんを用意してくれるようになった。 元々手先の器…