てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

てつ母のこと

「あなたのためよ」の「あなた」はだぁれ?

headlines.yahoo.co.jp このレビューを見て重なるものがあった。 てつこが学校から帰ったある日、家の家具や家電に違和感を感じた。 あることに気付いてぎょっとした。 全ての物にてつこの名前シールが貼ってあるのだ。 テレビ、ステレオコンポ、たんす、食…

黒いワンピースと失われたファッションセンス

衣替えをしていると、てつ家から持ってきたTシャツや短パンが出てきた。 もう10年以上前のもの。だが何着も同じものを買うてつ母のおかげでまだ未使用だ。 勿体なくて、てつ家を出るときに少し持ってきたのだ。 てつ母は良いと思った物を何個も何着も買い込…

てつこは一人で生きていく。その心は…私にりょうしんはありません。

今週のお題「読書の秋」 てつこは本を読むのが苦手だ。どうにも集中できない。かと言って、電車の中やちょっとした休憩時間で読む、なんてこともできない。 それでも読みたいと思って買ったのが、 マーサ・スタウトの「良心をもたない人たち」(草思社文庫)…

てつこが考える、教育ママのNGワードは『そんなことも分からないのか!』

小さいてつこを着飾らせて、借金しながら買い物しまくって、 近所の人からの『目』を異常に気にするてつ母。 案の定、てつこへの教育にも熱心だった。 幼稚園のてつこは、習い事の王道はほぼ制覇した。 ピアノ、英語教室、水泳教室、空手(合気道?もはや覚…

物を買い漁った先に、彼女は何を求めたのか。

てつ母はかわいらしい女の子らしい洋服やグッズが好きだった。 てつこの髪の毛をかわいらしく縛り、 フリフリでメルヘンな洋服を着せ、 赤やピンクのエナメルのピカピカな靴を履かせた。 てつこはそんな洋服大嫌いだったが、言えなかった。 言うとてつ母は泣…

タイムマシンで『人を信じない呪い』を自分で自分にかけたあの頃に、戻りたい。

てつ母の嫌な所はてつこの心にずかずかと土足で踏み込んでくるところ。 てつこがテレビを見て好きなアニメソングを口ずさむと 「お前はなんでそんな音痴なんだ、私はこんなに歌が上手いのに」 てつこがこの服着たいなと思って手に取ると 「お前は足が短いん…

美味い餃子を食べながら、悲しい餃子を思い出す、しょぼいフラッシュバック

近所の中華定食屋でてつこは昼食をとった。 そこの餃子は大層評判で、皮はパリパリで中のあんは今流行りの 肉汁じゅわーのニンニク控え目…の真逆をいく「正統派」餃子だ。 てつこは至福の時を嚙み締めた。 しかし突如として苦々しい記憶とともに、 餃子が一…

てつこは星座早見表の使い方を覚えていない

てつこは小学校に上がる前から、子供用の学習教材でお勉強をしていた。 それなりに続いていたのは、勉強のテキストよりも付録が好きだったからだ。 簡易の顕微鏡や酸性・アルカリ性を実験するキット等々、 化学や生物っぽい付録が特に好きだった。 その内て…

『隊長!扉が封鎖されました!』『…策はある』

てつ家から食卓が消えたころ、 てつこはてつ父に連れられて近所のファミレスやラーメン屋で夕飯を食べるようになった。 時々てつ母も一緒にいた気がするが、 てつこの記憶ベースではそんなに頻度は無かった。 近所に大好きなファミレスがあった(というか当…

身体の弱さ、心の脆さ、信頼の薄さ(2)

てつ母は体調が悪くなるにつれ、不思議な言動も増えていった お酒を飲んでいないのに朦朧としていたり、 「私は昔歌手だったのよ」と嘘のような話をするようになっていった。 いつも通り喧嘩をしていた夜のこと。 てつ母はまた朦朧とし始めた。そして突然、 …

身体の弱さ、心の脆さ、信頼の薄さ(1)

てつこが小学校に上がる前の出来事。 てつ母は元々身体が弱かったらしい。 少なくとも、てつこの記憶を辿って一番古い記憶でも、てつ母はよく体調を崩していた。 その古い記憶。 てつ母はよくトイレに駆け込んでいた。 てつこが一人でリビングで遊んでいても…

見てはいけないものを見てしまった

トイレに入って疲れたなぁと溜息をつくと、ふと思い出すことがある てつこが小さかったある日のこと、 いつもの通り夫婦喧嘩が起きていた。 ひと段落したのか?てつ父は廊下を通りトイレに入った。 少し経ち、一人ぶつぶつと文句を言っている母も、廊下へ歩…

『私はこんなに頑張っているのに!!』

てつこは最近、仕事で頑張り過ぎだとよく言われる。 そんなに頑張っているのだろうか??自覚があまりない。 てつこ自身の処理能力は置いておいて、 なんでそんなに頑張っているのか… 一つ心当たりがある 『私はこんなに頑張っているのに!なんでわかってく…

夫婦喧嘩は犬も食わない

てつこが小学校かそれ以前の頃。 目つきが鋭くなる少し前の頃。 夫婦喧嘩がまた始まった きっかけはさすがに覚えてない ヒステリックに怒り狂うてつ母、不服そうな目で小さな声だが反論するてつ父、 たぶん夕食はまだ始まっていない。 テレビを見ながら夕食…

縁を切って逃げ切るのに必要なエネルギー量を求めよ

てつこは両親と何年も会っていない。 携帯電話も変えたし連絡も取っていない。一人でひっそりと暮らしている。 てつこが成人してから、てつ父は会社を辞めた。 てつこが子どもの時から、てつ母は「色々」あって働けなかった。 そう、てつこの両親には収入が…

てつばあ との思い出

てつ母の母、てつばあ はてつこの面倒をよく見ていた てつこがまだまだ小さい頃 てつ父は会社に行っていたし、てつ母もパートをしていた。 両親不在にするときは てつばあ が朝来て家事をしててつこにお昼を食べさせた。 てつばあ は田舎の農家出身というこ…

うさぎは寂しいと死んじゃうんだよ、だと???

てつ母は 「うざぎは寂しいと死んじゃうんだよ」 とよく言っていた。 てつこが物心ついたとき、もう既に夫婦喧嘩の絶えない家だった。 大声でわめき、皿が割れ、悲鳴が近所に響いて、パトカーが度々来た。 てつこは小さいときから外で同世代の子と遊ぶのが苦…