『にんげんっていいな』を聴いて感じた、寂しさと憧れ
昔テレビで「まんが日本昔ばなし」が放送されていた
そこで流れていた『にんげんっていいな』という曲がある
小学校の歌集とかに今でもあるのかな??
♪くまのこ見ていた かくれんぼ・・・
てつこはテレビでも聴いていたし、小学校でも歌ったかもしれない
実は耳にするたび、寂しかった
てつ家にはおいしいおやつやほかほかごはんが無かった
親はてつこの帰りよりも夫婦お互いの嫌な面ばかり気にして衝突していた
てつこ自身もそんな家に帰りたくなくて、小学校の裏庭で一人遊んで時間を潰した
ふとんに入っても嫌な喧嘩の声ばかり聞かされて安心できなかった
てつこはあの歌のおかげで、
楽しい食卓や温かいふとんがあるおうちに帰らなきゃ~と思うことが
「普通」で「良い」ことなんだなーと知った
てつ家はこの歌とは違うおうちなんだと感じ、寂しくなった
いい歌なんですよ
情景が目に浮かぶいい歌。この子は元気いっぱいで友達もたくさんいて、
一生懸命遊ぶけど夕方には家が恋しくなってバイバイして帰る。
当時のアニメーションも優しい印象のものだった。
てつこは心の底から羨ましくて、憧れた。
いつか自分もほかほかごはんを食べたい。
あったかいふとんでぐっすり眠りたい。
「おかえり」って笑顔で迎えられたい。
今、仕事で疲れていても、
身体にに鞭打って白いご飯を炊いたり味噌汁を作ったりしてしまうのは、
この歌のトラウマから来ているのかもしれない。
久々に聴いたら、ちょっと泣いてしまうかも。