てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

作り笑いでやり過ごすごとの功罪

 

以前上のようにつぶやいたらイイネがついて、とても驚いたのをふと思い出した。

みんな結構作り笑いでやり過ごしているのかな。

 

てつこが小学校~中学校の頃は

ものっっっっっすごく、不愛想なブス子であった。

全てを敵視しているかのような鋭い目つき。

沢尻エリカばりの何を言われても「別に」「はぁ」という返答。

てつ母からもよく「最近のてつこはかわいくない。昔はあんなにかわいかったのに」とディスられる始末。

家で人間の汚い面ばかりを見ていれば、自然と性格も歪むものだ。

 

中学・高校と成長するにつれ、

部活や学校行事、更にはちょっとしたバイトといった、

「自分の家族以外と密に関わる時間」

「自分の家族以外と共同作業をする時間」が増えていった。

元々自分の家がおかしいと気付いていたてつこは、

自然と「比較」することで何がおかしくて何がダメなのか、気付くようになった。

そして自分のブス子加減がまずダメなんだ、と思い直したのだった。

 

何か一つエピソードがあるわけではない。

色々な人と会う中で、自分が笑えば相手も笑う、ということに気付けたのだ。

 

てつ父もてつ母も、てつこの目を見て、てつこの心を見て、

微笑みかけてくれることはあんまり無かったように思う。

だから、至極簡単なことに気付かなかった。

 

作り笑い、というと聞こえは悪い。

だが、意識して笑顔を作っているのは事実。

そこまでするのは「自分が笑えば相手も笑う」から。

やり過ぎると、あの人いつもニヤニヤしてる、と言われてしまうのが痛いところ。

いつも笑顔だと、あの人は優しくていい人!というイメージが付いてしまうのが罪なところ。

そして結構エネルギーを使うのが、自分に優しくないところ。

 

まぁそれでも

作り笑いで生活や仕事がそこそこ上手く回るなら、

エネルギーがある時はエセ笑顔やり過ごしていくのが得なんだろう。