てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

他人を頼るって、どういうこと???

てつこが大学生だった頃、仲の良かったゼミの先生によく言われた。

「お前は真面目過ぎる」

当時はそんなことないっすよーえっへっへ、と笑って聞いていた。

そしててつこが就職した後、昔も今もよく言われる。

「てつこさんは頑張り過ぎ」

大学の頃と同じように聞き流していた。

 

このブログを始めた当初から↑こう言われることが不可解だと思い、ちょいちょい書いていた。

真面目?真面目でいいじゃない、取り柄じゃん?

頑張り過ぎ?別にいいじゃない、自分がやりたくてやってんだから。

ずっとこんな感じで考えていた。

 

最近通い始めたカウンセリングで先生にも言われた。

「自分で全てやろうと思っちゃだめ、一人で背負い込まないこと」

この時はあまりピンと来なかった。でも次の一言ではっとした。

「残業してたり一人になったりした時に、突然涙が出るのは『やらなきゃ!』って無意識にしょいこんでいるからじゃない?」

 

・・・そうかも。。。

 

思えばてつこは人に相談する・愚痴を言う、ということをほぼしない。

業務上のことは相談するが、人生相談に乗ってもらうことはまず無い。

相手が友人だろうと恋人だろうと、仕事や人間関係の愚痴を聞いてもらうことは無い。

なぜか。

相談して解決するの?

愚痴って何か良くなるの?

正直そう思っている。そう思っているから人生相談も愚痴も無駄に思えてしない。

人を頼ったり信頼したりすることもない。

 

いつか他人は自分の期待を裏切るようなことをやるよ?

 

 

カウンセリングの先生にそう思っていることを伝えた。すると、

「てつこさんの家庭には、安心して話を聞いてもらう環境が無かったんじゃない?」

 

・・・そうです。。。

 

てつ家には会話もない、信頼もない、絆もない。ないない尽くし。

そんな中でてつこが『人を信じる』ことの実践を行えるわけがなかった。

勿論、両親に何かをお願いする・相談する、なんてことは不可能だった。

 

先生は最後にこう言ってくれた。

「そうやって今まで生きてきたのだから、それをいきなり否定する必要はない。

 ただ、一瞬立ち止まる・振り返ることで今自分が大変になっているなぁと気付く。

 大切なのは一瞬立ち止まることですよ」

 

こうやって他人から具体的に方法を教えてもらったのは、人生初…かもしれない。

どうやれば楽に生きていけるんだろう?

どうすれば今までの苦しみから逃れられるんだろう??

ずっと手探りしていたものが、少しずつ示されていくような期待感。

人を信じ、人に頼れるようになったら、もう少し生きやすくなるだろうか。