てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

走り続けてきて突然止まることの「難しさ」

てつこは最近カウンセリングに通い始めた。

ブログやツイッターを始めてもっと人の話やアドバイスを聞きたいと思ったのと、

自身が体調を大きく崩すようになり心身に不安を感じたのと、

両方がきっかけだった。

そう思えるようになったのは、てつこ自身に少し余裕ができたのだろう。

『こんなに頑張らなくていいのかもしれない』

そう気付くようになった。

 

でも

わからなかった。

頑張らなくていいと思う一方、じゃあどうやって力を抜けばいいんだろう??

具体的に

わからなかった。

 

てつこは常に気持ちがピーンと張り詰めていた。

他人の顔色や発言が気になって仕方なかった。

一人でいても仕事のことやてつ家のことばかり考えて、自分のことを考えたことがなかった。

 

自然体でいる。そんなことができなかった。

自分が今食べたいものがわからない・人に言えない。

旅行に誘われても自分が行きたいところが決められない。

怖くて仕事で意見を言うことができない。

飲み会でお酒を注がれたり話でイジられても断ることができない。

こんなこと言ったら怒られるんじゃないか?嫌われるんじゃないか?そんな風に心の底から思って行動していた。

 

いっつも難しいことばかり考えて、勝手に気を揉んで、焦りや悲しさに追い立てられて、「ウツダシノウorz」とまとまる。些細な事であっても、そんなことを繰り返す。

 

‘自分らしく生きればいい、嫌われたっていいじゃない!’

そんな言葉は到底受け入れられなかった。

自分らしくってどうやるの?他人に嫌われるなんて怖くて嫌だ!

 

きっとてつこの「頑張ってきた」は「気を張ってきた・奮い立たせてきた」に近いのだと思う。

それでも『ただ安心して生活するために頑張ってきた』ってのは変なこと。

てつ家では常に緊張していて不安で泣いていた日々だった。

自分が思ったこと・考えたことを外に出す機会は巡ってこなかった。

 

先日のカウンセリングで、長年の頑張り癖はすぐには治らないよ、と言われた。

そう聞いて安心したてつこがいた。

心に抱えていた「頑張らないを実践する難しさ」、

それを肯定してもらえた気がした。

ちょっとした強迫観念や難しく考える思考回路を少しずつほぐれていくのかな。

癖を意識することでマシになるのかな。

そう思えるようになってきた。

 

最終目標は『意識せずに自然体で生活すること』。

・・・あぁ、でもこんな長々と語っちゃう時点で難しく考えているのかな。

吾輩はまだまだである。