てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

人生観と同じように、仕事観も養っておけばよかったと反省した日。

今月から新しい職場となり、正直、予想していたとはいえ、

頑張ろうと決意表明もしたけど、でも勿論頑張るけど、

まだまだ前向きな気持ちもあるけれど、

・・・

憂鬱な気分だ。

仕事に慣れなくて。

 

ここ数か月有給を取っていなかったので、

「あーなんか自分やばいかなぁ」と思って休みを取ってみた。

その辺のコントロールができるようになったのは良かった。褒めよう。

 

仕事に慣れない、、、

というのは適当に出てくる上っ面の言い訳なのは気付いていた。

なんでこんなに憂鬱なんだろう?

自ら飛び込んだ世界なのにどうしてだろう?

考えてみる。

でも、これも気付いていた。

今の職場に幻滅したことを。

 

1週間で幻滅かぁ、と自分でも笑ってしまう。

ただ、それで終わりではないので、幻滅したことを認めて

そこからどうするか考えないといけない。

 

てつこの今の職場は本社だ。

明らかに忙しくて厳しい本社になぜ自ら移ったのか。

それは理想を求めてだった。

営業所にいて悩むことやもどかしいことがあった。

それは営業所の下っ端ではどうにもならないことも多かった。

どうにかしたいと思った。

自分のためでもあるし、同じように悩む同僚のためにも

本社から変えられる(変えてみたい)と思ったのだ。

運よくチャンスが巡ってきたことと、

そのチャンスに挑戦できるいい年齢になってきたことが大きかった。

こうした決意は今でも後悔していない。

 

けれど本社に足を踏み入れてみて、

『営業所のことなんて、本社の人間は誰も気にしていない』

っていう空気をてつこは肌で感じた。

 

人間的に冷徹だと言いたいわけではなく、

『本社の働き方は営業所と全く違うから交わるはずがない』

そして

『本社の人間は営業所の経験なんてほぼ無いから気になるわけがない』

のである。

どうしようもない現実をこの目で見て、幻滅したのだった。

(勿論、部署にもよると思います)

 

てつこは反省する。

ちょっと夢見ちゃっていたなと。

仕事のこれからをしっかり考えていたつもりだったけど、

現実を見ただけで気持ちがぶれてしまった。

 

てつこはこれまで自分のこれまでの人生を振り返ってきた。

それなりに人生観を固めてきたつもりだ。

 

だから仕事についても安心していた。

自分がしっかりしていれば、仕事も大丈夫だろうと。

でも実際はそう甘くなかった。

『仕事観』ってやつが必要なんだと思った。

理想の状態にするために具体的に何ができるのか。

エクセルができるのか、営業ができるのか、企画ができるのか・・・。

自分の強みを把握しておかないといけなかった。

それがあれば、多少動揺があっても上手く立ち回れたはずだ。

 

今思えば、仕事観を養ってきたことはあんまりない。

就活の時や新人の時は必死すぎて考えてなかったし、

子どもの頃は理想とする働き方を見てきていないから

「働くってなんだろう?」という感じだった。

日本人は生産性のない働き方だとよく言われるけど、

学校や家庭での教育に「働いて給料を得る」という行為に

重きが置かれていないのが一因なのかな、なんて社会問題を考えてみる。

 

そんなことより今の自分についてである。

出戻る場所はない。

とりあえず1か月はだまーって周りを観察しよう。

そこからテンションだだ下がりの現状を打破する突破口が見つかる、

・・・はずだ。

とにかく今は、美味しいお酒と甘いチョコレートでテンションをキープするのだ。