てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

みんな仲良くランチ♪文化からにおってくる、同調圧力。

以前

「一人がいい」は強がりか?-便所飯からただよう親近感- - てつこはじと目でなにを見る?

でも書いたが、てつこは会社の昼ごはんは必ず一人で食べる。

昼休みくらい自分の時間を持ちたいのと、

正直休み時間にまで同僚たちと顔を合わせたくないからだ。

 

今日も今日とて一人で食べていると、

一席あけて同じ職場の二人組が座った。

名前も知らない関係なので、会釈くらいですます。

ささっと食べて休憩室で仮眠をとろうと思っていたてつこ。

その矢先。

「お、ここ、いいかな?」

上司登場。

ちょうど空いていた一席に座ってしまった。

 

てつこ「( ;^ω^)・・・あ」

二人組「次長じゃないですかぁ!どうぞ!」

 

テンションが低くなるてつこ。

 

二人組「次長、めずらしいですね!いつも上席の方々と一緒じゃないですか」

上司 「そうなんだよー。いや、今日A課長とさっきまで会議だったんだけど、

    A課長が『一人で食べます』なんつって

    先に出ていっちゃってさぁ。だから僕一人なんだ。」

二人組「えぇ!」

   「確かに、A課長って独特というか…ちょっと変わってますもんね(笑)」

上司 「まぁそうなんだよ。『僕は食べるの早いから一人で食べます』とか

    彼に言われちゃってねー(笑)」

 

 

なんということでしょう。

 

一人で食べたら変わり者扱いか。

 

 

てつこも一人で食べていて散々色々言われたものだが、改めて思う。

『別に一人で食べたっていいじゃない』

一人が一番良いんだ!!と主張したいわけではない。

選んでもいいじゃないか、ということだ。

A課長は一人で食べる理由をきちんと述べている。それでいいじゃないか。

それを『変わり者』だなんて、あんまりじゃあないか。

 

不思議なもので、こういった同調圧力的な「みんな一緒」意識は、

人数が多ければ多いほど強くなる気がする。

数年前、規模の小さい職場にいたときはこんなことはなかった。

個人個人が好きなようにお昼も食べたし、休憩をとった。

この時は個人の「個」の力が組織に対して大きかったためだろうか。

今は何百人もいるうちの「個」。

埋没すればするほど、目に見えない「みんな一緒」意識が強くなる。

一つにまとまるにはうってつけなチカラだけれど、

個人の性格・趣味・嗜好にまで影響するのはとんでもないことだ。

だから最近、同調圧力って言葉が注目されているのだろう。

 

 

なんだかなぁ。

 

最近、なんだかなぁ…とつぶやくことが多い。

来年はぶつぶつとぼやくことが少なくなるといいな。