てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

頭の中が常にアイドリング状態の自分。

てつこの得意技は無言で泣くこと。

怒られたり悲しかったりすると涙だけが出て言葉が出ない。

しくしくと泣くのがてつこ流。

 

先日カウンセリングでそんな話をしたところ、

「頭の中がアイドリング状態で色々考えている状態。だけど

 心は悲しいから涙が出る。頭と心がちぐはぐになっていているから

 涙が出るけど言葉が出てこないのだろう。だからすごく疲れる。」

と言われ腑に落ちた。

 

てつこの頭は常に『次の展開』を予想しようとして、

エンジンがかかっている状態。一応すぐ動こうとしているけれど、

実際身体はスタンバイ中。車でいう「アイドリング」中なのだ。

 

振り返ってみれば、てつこは予期せぬ出来事が苦手だ。

全て予期していないと落ち着かない。いわゆる'想定内`でないとダメ。

旅行は事前にバスや電車の時間を調べておかないと楽しめない。

仕事も予期せぬクレームとかは苦手。

料理でもこれを作ろう!と心構えをしておかないと失敗する。

きっとてつこは車の運転なんて超不向きであろう。

 

頭がいつもフル回転。

それは良い点もたくさんあるだろう。

けれども休日の昼に、明日の仕事の段取りを考えて、昼休憩に何をするか考えて、

夕方何時ごろに帰ろうか考えて、夕食は何を食べるか候補を考えて・・・

というのは確かにちょっと変態かもしれない。

そりゃあ疲れるのも当たり前ですよねぇとカウンセリングの先生と笑った。

てつ家の常日頃なる緊張感の後遺症がこんなところにも残っていたとは。

 

こうやって自分の癖を知る中で、断然「休む」ことが足りていなかったと反省する。

大雑把で適当な性格だと思っていたけれど、

案外真面目過ぎて手を抜いていない己がいた。

『自分のことって意外とわかってないもんだ』

と、てつこは痛感したのであった・・・。