てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

洗っても洗っても落ちない「私はダメな奴だ」「なんて情けない奴だ」という『汚れ』

胃腸炎を起こし有給を取った。 上司に電話をして軽い引継ぎを伝えた最後、 明日も…休んだら?と声をかけられた。 それを聞いた瞬間、泣いてしまった。 心配されて嬉しかったのではなく、嫌味で言われたわけでもなく、 ただただ自分の情けなさに泣いた。 今年…

タイムマシンで『人を信じない呪い』を自分で自分にかけたあの頃に、戻りたい。

てつ母の嫌な所はてつこの心にずかずかと土足で踏み込んでくるところ。 てつこがテレビを見て好きなアニメソングを口ずさむと 「お前はなんでそんな音痴なんだ、私はこんなに歌が上手いのに」 てつこがこの服着たいなと思って手に取ると 「お前は足が短いん…

昔は安心できる家が欲しかった。今は逃げられる家が欲しい。

てつこは「実家」という言葉に憧れる。 てつこのイメージする「実家」は荒んでいてギクシャクしていて怖くて楽しくないもの。というか既に無いもの(離婚と退去で本当に無い)。 一般的にイメージされるのは、進学や就職で出て行って休みになったら「帰るの…

働くことが辞められない。それは、仕事が好きなのではなく…

仕事の休憩時間、ネットでストレスチェックみたいな診断モノをやってみた。 ほとんどの項目は「普通」。 一つだけ「注意」が出た。 それは「ストレスによる心身症状」の項目。 身体と心にちょっと異変が起きているかもよ、とのことだった。 関係ありそうな項…

何かを食べておいしいと感じること、それはここ数年で得た感覚。(2)

学生になり、てつ父と住むことになった。 必然的にダブル夕食文化は無くなった。 好きなものを好きなように食べ、自分のタイミングで食事できるようになった。 最初のうちは人気ラーメン店に行ってみたり 学食で定食を食べてみたりした。 だが、すぐに飽きて…

何かを食べておいしいと感じること、それはここ数年で得た感覚。(1)

てつ家の食卓は悲しいものだった。 時系列で振り返ると、 1 てつ母が張り切って手料理を作る 2 てつ父はなぜか口にしない、黙って座っているだけ 3 てつ母一切料理しなくなる、てつ父が料理始める 4 てつ母も口にしない、食卓に座らない 5 てつ父がスーパー…

美味い餃子を食べながら、悲しい餃子を思い出す、しょぼいフラッシュバック

近所の中華定食屋でてつこは昼食をとった。 そこの餃子は大層評判で、皮はパリパリで中のあんは今流行りの 肉汁じゅわーのニンニク控え目…の真逆をいく「正統派」餃子だ。 てつこは至福の時を嚙み締めた。 しかし突如として苦々しい記憶とともに、 餃子が一…

「心理的虐待」の言葉を見て、冷静に自分を捉えられない、てつこ。

www3.nhk.or.jp 今日このニュースを読み、もやもやと、 もっと言うと気持ち悪さや胃の辺りが熱くなる感覚があった。 『暴言を吐いたり、子どもの目の前で家族に暴力をふるったりする「心理的虐待」』と はっきり明記され、それが一番多いんだよと伝えてくれ…

酒が二人を取り持つならば、もっと早くに気付きたかった

てつ家の3人は基本酒が強い。 てつ母はワインが好きだった。 てつ父は焼酎が好きだった。 てつこは何でも好きだった(かつ現在進行形)。 中でもてつ父は強かった。 25度や30度の焼酎をそのまんま飲んだ。 1.8Lの大きな紙パックを小分けにして飲み始め…

てつこは星座早見表の使い方を覚えていない

てつこは小学校に上がる前から、子供用の学習教材でお勉強をしていた。 それなりに続いていたのは、勉強のテキストよりも付録が好きだったからだ。 簡易の顕微鏡や酸性・アルカリ性を実験するキット等々、 化学や生物っぽい付録が特に好きだった。 その内て…

休みに入り泥のように眠るかと思ったら、そうではないてつこ。

今年に入り、身体がかなり疲れている。 と分かっているのに 夜10時11時には寝ているのに 食事もきちんととっているのに 風呂に浸かって温まっているのに 疲れている。 休みに入りぐっすり眠れるかと思っていたら、今のところそうでもない。 寝る前にスマ…

わたしが最期に 見たい顔

jitomenotetsuko.hatenablog.com ちょうどこの時期、お盆の時期はてつばあとてつじいの家によく帰省した。 てつばあ はいつもてつこに美味しい料理を食べさせた。 リスのように料理を頬張るてつこを、てつじいはいつもニコニコしながら見ていた。 てつじいは…

「一人がいい」は強がりか?-便所飯からただよう親近感-

以前ネット中心に「便所飯」が話題になったと思う。 ほほぅ、そんな奴がおるのか、 くらいにしか思っていなかった。 が、 まさにてつこが勤務する会社で発生していた。 最近女子トイレの汚物入れや洗面台脇のゴミ箱に弁当の空容器が捨てられているとのこと。…

8月になると思い出す、ある夜の出来事

学生時代、夏休みに友人の家に泊まらせてもらったことがある。 ご家族は温かく迎えてくれた。 広くてきれいな家だった。 人の家に泊まる経験があまり無いため、とても緊張した。 その緊張を察してか、友人父&友人母の二人ともが 「そんなに気を遣わなくてい…

コミュニケーション不全の家で育った結果、欠けてるものと、今欲しいもの。(2)

『相手の目を見て話す?そんなことできるかよ』 『あの人、話すときに目を合わせてくるからなんか気持ちわるーい』 …思春期の頃によくあるやつ。 『目を見て話す』ってのはハードルが高い人はたくさんいる。 てつこも大学生くらいまでは一切相手の目を見れな…

コミュニケーション不全の家で育った結果、欠けてるものと、今欲しいもの。(1)

てつこは自分の気持ちを表現するのが苦手だ。 作り笑いでやり過ごす癖があるため、良く言うといつも笑顔、 悪く言うといつもヘラヘラしている。 イラっとして顔に敢えて「え?」と出したつもりでも、 そんな風に見えなかったよ!いつも通りだね!と言われる…