てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

自分史を書いてみて改めてわかる、「土台」の無さ。

最近、HSP(Highly Sensitive Personの略)に関する本を読んでいる。

生まれつき刺激に敏感で、周りからの刺激を過度に受け取る人のことを

指している。てつこ自身思い当たる節が多かったので、

いくつか本を読むことにしたのだ。

その中で「自分史を書き出してみよう」というレッスンがあった。

早速書き始めてみたのだが、思いのほか書き進められない。

特に、高校時代より以前の事柄が埋まらないのだ。

てつこの高校時代以前といえば、

てつ父とてつ母の対立が激しく、家庭環境としては最悪の状況。

思い出すことと言えば、罵声や暴力ばかりで

心温まる思い出がほとんどない。

 

一方でここ数年のことだとスラスラと出てくる。

精神不安定だった大学時代、就職、

てつ父の再婚と離婚、自分の休職と復職など・・・。

う~ん、前向きなものがあまり無いな。

とは言え、書けるだけマシかな。

 

ある程度書き出してみて、改めて気付く。

子ども時代に自分の基礎をあまり築けなかったことを。

 

自分が「こうありたい」「これをしたい」といった

将来に向けてのイメージみたいなものを作れなかったし、

ひどい夫婦喧嘩で常にビクビクして落ち着かなかったし、

なんというか、安心感みたいなものがなかった。

どっしりと構える自分、みたいなものが作れなかった。

 

そのまんま社会人になったものだから、

建物で言う基礎工事がしっかりできていないまま

上物ができちゃって、不安定でしょうがない。

不安定どころかズブズブと沈み込んでいく感じ。

そんな中、仕事という風雨にさらされたら

そりゃあボロボロになりますわな・・・。

 

よくぞここまで生きるのを諦めなかったなぁと思う。

時々辛くて自分を傷付けたりもしたけれど、

それでも真っ当に生きようと頑張ったのは

「よくやった!」と言ってもいいのではないだろうか。

社会の一員としてふるまえるよう、

必死ではあるけれど取り繕えたのは

自分自身にスキルや希望があったからこそ。

そこを素直に褒めてあげようと思う。

 

社会人になって10年以上経った今も、

こう精神的に安定しないのはとても辛い。

これから「土台作り」って可能なんだろうか・・・??

ぽっかり空いている部分を、固いコンクリートで埋めたい。

もう無理だろうか。

いや、一回更地にすればできるだろうか。

更地にして、基礎工事から始めて、その上に建てていく。

そんなことを今からしてみたい。

いや、していこう。

・・・でも大変そうだなぁ。

 

休職期間という時間を使って、

(まだもう少し使えそうなので)建て直していきたいと思います。

これから前半が真っ白な自分史をツマミに

白ワインでも飲んで、景気づけします。。。