てつこはじと目でなにを見る?

おかしな家で育ったおかしな娘が書く読み物

体調がおかしいと思ったらすぐ休もう!という「理想」と、すぐ休んだら同僚に「嫌われる現象」のジレンマ

てつこは2~3か月に1日とか半日とかのペースで会社を休む。

しんどい。

正直、しんどい。

しんどいとつぶやくくらいならいいのだが

頭痛やめまいに襲われる時もあり、なかなかしんどい。

そういう時はすっぱり休むようにしている。

 

以前体調を本気で崩し休職した頃は、

「休んだら・・・休んだら・・・何か悪口言われるかも!」

と結構本気で考え、無理矢理出社したものだ。

あの頃の切迫した心理状況を思い出すと、今でも辛くなる。

だからもう無理はしない。

 

だがしかし!

てつこの会社の人たちの大半は、びっくりするくらい休まない。

マジで。

マジで、休まない。

正確に言うと、「突然」休まない。

今日具合悪い…頭が痛くて吐き気がするなぁ…

というバイオリズムなんかこの世に存在しないかの如く、全く休まない。

学生時代、皆あんなホイホイ休んでいたくせに!(関係ない)

 

改めてこの『突然休む問題』を考えるきっかけとなったのは、

同じ職場にいる嫌われ者がてつこのことを「すぐ休むから嫌い」と

言いふらしていること。嫌われ者なので皆聞き流してくれているのだが、

やっぱりこういうことを言う奴もいるんだなぁと思った。

そして色々考えてみる。

同じチームにてつこ同様に虚弱な女性がいる。

その女性もよく休むのだが、上司含めみんなからの評判はあまりよくない。

理由はやはり「休むから」。

仕事では新しい事務を覚えようと頑張り、自分なりに工夫もしたり

しているが、そういう良い面も「休む」ことで薄れてしまうのは事実のようだ。

 

てつこの会社の人々はどうやら

「休む」=「申し訳ないこと」と認識しているらしい。

毎日の朝礼で有給休暇をとった人は

「お休みありがとうございました」と言わなければならない。

(勿論、休暇を取る前日には「明日お休みいただきます」を宣言する)

連続で休暇を取った場合は必ずお菓子をみんなに配る。

(好きで配ってるならいいけどね)

子どもが発熱のため突然休んだママさん社員は、出社後一人一人に頭を下げる。

(そこまでしなくていいと思う)

 

一方、特に最近、会社の偉い人たちは

「体調がおかしかったらすぐ休んでね!」と毎日のように声をかける。

そういう偉い人たちほど、片手で数えるほどしか年に休んでないけど。

 

体調が悪いのに休めない雰囲気って本当にオカシイ。

そりゃ尋常じゃない回数・普通じゃない理由で休むのは問題だが、

1~2か月に1回くらい休むのもダメなのか。

何より

『会社を一日急遽休む=自分の体調も管理できない社会不適合社員』

と認定されるのはいかがなものか。

 

てつこは自分の体調第一の考えに変わった。

でも会社は変わらない。

そういった会社にこだわる必要はないが、

それでもてつこは今の仕事にやりがいを感じる。

だからこそ、会社には少しでいいから変わってほしい。

 

一端のサラリーマンが、会社という集団が変わることを

夢見ることは無駄なのだろうか。